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ルチール系溶接棒

ルチール系溶接棒:二酸化チタンを主体とした被覆を持つ棒電極で、容易なアークスタートと細かいビード外観を実現する。

物理化学的作用機構

ルチール系溶接棒は二酸化チタン(TiO2)を多く含み、これが導電特性を改善し、アークスタート特性に影響を与える。二酸化チタンは電極を腐食から保護し、迅速で制御された溶接の形成を促進する。

溶接における冶金学的関連性とリスク

ルチール系電極の使用は、細かいビード表面と容易なアークスタートをもたらす。これにより溶接部の割れ感受性が低下し、より高い靭性が得られる可能性がある。しかし、二酸化チタン含有量が高すぎると溶接部の組織が変化し、特定の鋼では粗粒化やマルテンサイト量の増加を招くことがある。

現場実務と作業指示

亜鉛硬度の低い鋼にはルチール系電極を使用し、細かいビード外観と容易なアークスタートを得る。二酸化チタン含有量が高すぎないよう注意し(最大10 %)、溶接部の組織を保護する。マルテンサイト量の多い鋼では、ルチール系電極の使用が高温割れのリスクを高めることがある。

MetallurgieSchweißtechnik